春祭り
春祭りと秋祭りは対をなす大切なお祭り
秋祭りは収穫感謝のお祭りですが、秋の実りを得るために春には豊作を祈るお祭りが行なわれます。これが春祭りです。
もともと日本は農耕社会で、春にはその年の五穀豊穰や諸産業の発展を神さまに祈りました。その後、田畑を丹精込めて耕し農作物を育て、秋には神さまのご加護のもと豊かな実りがもたらされたときに、お祭りを行い感謝申し上げる、こうした営みを繰り返してきました。
また、豊作を祈る春祭りの代表的な祭りを「祈年祭(きねんさい)」または「トシゴイノマツリ」と言います。この年(とし)という言葉は、穀物、とくに稲をさす言葉で、お米の豊作を祈る祭りとして、2月17日に伊勢神宮をはじめ全国の神社で行なわれます。春祭りの代表的なお祭りです。