祭事記

伝統や風習の起源やしきたりなどの基礎知識を紹介しています。

紀元祭(きげんさい)

日本の建国(国の誕生)を祝うお祭り

わが国の建国は、神武天皇(じんむてんのう)が大和の橿原宮(かしはらのみや)で即位された辛酉(かのととり)(西暦紀元前660年)正月1日を紀元とし、新暦にあたる2月11日を紀元節と定めました。紀元節は、戦後一時廃止されましたが、昭和41年に建国記念の日と名を改め制定されました。

この日、神武天皇をまつる橿原神宮(かしはらじんぐう)では例祭日となっています。各地の神社でも建国を祝い、神武天皇の偉業を偲び、日本国民としての自覚を深める意味をこめて紀元祭を行っています。