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奉祝天皇陛下御即位第62回神社関係者大会 兼国民精神昂揚運動研修会開催

2019年9月19日

去る821日に会津若松市「會津風雅堂」で開催し、約1,400名が参加しました。

1部では1215分より「神社庁設立以降物故神職・総代慰霊祭」が斎行されました。

南会津郡支部・長沼秀徳副支部長が斎主となり、支部関係者・福島県雅楽会が奉仕、神社庁役員、神宮大宮司小松揮世久氏(代理・葦津健太郎禰宜)を始めとする県内外の来賓の参列のもと厳かに慰霊祭が執り行われました。

2部では季刊誌「皇室」編集長の伊豆野誠氏が「皇室の祈り」と題して記念講演を行い、即位礼・大嘗祭など今回の御即位に関わる諸義を紹介し、御歴代の祈りが新帝陛下にも受け継がれている旨などを解説しました。

3部の式典は午後2時に始まり、開会儀礼に続いて丹治庁長と高坂成歩県神社総代連合会長が挨拶。丹治庁長は新帝陛下の御即位を奉祝するとともに、御即位奉祝の懸垂幕の掲揚、各神社での記念事業実施、平成時の御代替りに鑑みての神社奉護の徹底、の三点を要請しました。さらに東日本大震災から85か月が経過したものの、帰還困難区域に未だ44社の神社が残され、津波で全壊した約30社の再建目途もたっていないという現状を述べた上で、再建目途が立たない神社の分霊をまとめて祀る「合祭殿」の建設を計画していることを報告。地域の核としての神社の役割を繋ぐことなどを目的としていることや、国営の「復興記念公園」とも連動しつつ、例祭や神事芸能を行うとともに、次代を担う子供たちの祭祀伝承の場とすることなどを説明して理解を求めました。

続いての功労者表彰では、39人の神職・総代・役員らの長年に亙る功績を表彰。来賓祝辞では神社本庁統理(代理・飯塚重理事)、神宮大宮司(代理・葦津健次郎禰宜)、神道政治連盟会長(代理・加藤治樹副会長)、地元選出の菅家一郎衆議院議員、さらに有村治子参議院議員がそれぞれ祝意を表した。また、被表彰者を代表して目黒秀明子眉嶺神社宮司が謝辞を述べました。

 

その後の大会宣言では今秋の即位礼・大嘗祭にあたり「国民総参加のもと奉祝行事が展開されるよう、斯界を挙げて教化啓発活動に邁進するとともに、御代替りの嘉節を機に皇祖・天照大神が鎮まる伊勢の神宮への奉賛を力強く推し進めること」などが、満場の拍手で採択されました。

最後に高坂総代会長の先導にて聖壽萬歳を行い閉会しました。

引用元:神社新報 令和元年9月16日 第3462号