神社ものしり事典

御神徳や御祈祷の紹介、神道の歴史や神話などをご紹介します。

第4章 神社のお参りの作法
お子さんにも教えてあげましょう

神社には、古くより伝えられている独特の作法があります。神さまに対する自分の気持ちを形として表すのがこの作法です。作法をよく理解し、思いを込めて清浄な気持ちでお参りします。

二、初穂料(はつほりょう)

 神前に金銭や食物・お酒などをお供えするときの表書きには、「御神前」「御供」「玉串料」「御榊料」「上」「奉献」「奉納」などが用いられますが、神社でのご祈祷や地鎮祭などののし袋には「初穂料」と書くのが一般的です。
 初穂とは、その年に初めて収穫されたお米のことです。もともと最初に収穫された稲穂を、感謝をこめて神さまにお供えすることを意味していましたが、後に穀物以外にも初めて収穫された野菜・魚・獣などにも用いられるようになり、さらにお米の代わりにお供えする金銭にも、使われるようになりました。