神社ものしり事典

御神徳や御祈祷の紹介、神道の歴史や神話などをご紹介します。

第4章 神社のお参りの作法
お子さんにも教えてあげましょう

神社には、古くより伝えられている独特の作法があります。神さまに対する自分の気持ちを形として表すのがこの作法です。作法をよく理解し、思いを込めて清浄な気持ちでお参りします。

四、玉串奉奠(たまぐしほうてん)の作法

 正式参拝やご祈祷など昇殿のお参りの際は、玉串を捧(ささ)げて拝礼します。これを玉串奉奠といいます。玉串とは、榊などの常緑の小枝に白い紙を切った紙垂(しで)を付けたものです。作法は、次の通りです。
①神職から手渡された玉串を、右手で根元を上から持ち、左手で榊の中程を下から支え、胸の高さに持ちます。
②神前に置かれた案(机)の前に進み、一礼をして玉串を立て、左手を下げて右手にそろえ、玉串に祈りをこめます。
③右手で玉串の中央を下から支え根元を時計回りに神前に向けお供えします。この後、二礼二拍手一礼の作法でお参りします。