神社ものしり事典

御神徳や御祈祷の紹介、神道の歴史や神話などをご紹介します。

第5章 生活と祭り
神棚のお祭り

四、お供(そな)え物(もの)

 お祭りやお正月、毎月一日・十五日、あるいは家族の記念日などにはいつもより、お供え物は多めにします。季節のものやその折々のご馳走なども是非お供えしたいものです。
 お供えする順序として、米、酒、野菜、果物、塩、水の順序とします。神棚が狭い場合は、合せ盛りにしてもかまいません。
 お下げしたお供え物は、お粗末にならないよう家族皆で戴きます。神さまにお供えしたものを戴くことは、神さまの御神徳を戴き、またご加護を感謝することでもありますので謹んで戴きます。
 榊は常に瑞々しいものを飾ります。そして榊葉が絶えることがないよう、定期的に水を取り替えます。