第8章 服忌について
最愛の家族・親族の死を悼(いた)む心
三、「忌(いみ)」の期間中は、どんなことを心掛ければいいの?
「忌(いみ)」の期間中には、次のようなことを心掛けます。
- ◆祭礼・行事への参加、神社への参拝や境内に入ることなどを遠慮します。
- ◆結婚式・祝賀会・式典などへの出席、行楽の旅行などは控えます。
- ◆祝い事を行うことを予定していた場合には、忌明け(いみあけ)以降に延期します。
- ◆家の新築、増・改築や、大きな買い物等を控えます。
いろいろと多忙で、対人関係も複雑になってきている現在の生活のなかで、忌明けまでの間、自宅に籠りきった忌みの生活を行う事は不可能です。したがって、以上に示したようなことを基本的な心構えとして、故人の冥福を祈る気持ちが、日々の生活のなかに自然に表れるように「忌」の期間を過ごすことを心掛けましょう。
第8章 服忌について 記事一覧
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- 服忌(ぶっき)とはなんですか?
- 一、人が亡くなると「忌服(きぶく)」とか「忌中(きちゅう)」、「喪中(もちゅう)」などという言葉を耳にするけどどういうことなの?
- 二、服忌(ぶっき)の期間は、どのように決まっているの?
- 三、「忌(いみ)」の期間中は、どんなことを心掛ければいいの?
- 四、喪家(もけ)としての「忌」の期間は、どうなるの?
- 五、家族が亡くなった時、神棚はどうすればいいの?
- 六、不幸のあった年は、正月の祝い事はできないの?お伊勢さまや氏神さまのお神札(おふだ)も受けられないの?
- 七、仏式のお葬式を行った時でも、神主さんに忌明けのお祓いをしてもらうの?
- 八、結婚式などの慶事の直前に身内に不幸があった場合は、どうすればいいの?
- 九、なぜお祓(はら)いをするの?
- コラム 「清(きよ)めの塩(しお)」は差別につながる?