神社ものしり事典

御神徳や御祈祷の紹介、神道の歴史や神話などをご紹介します。

第3章 神社のお祭り

一、お祭(まつ)り

 「まつり」の語源は、動詞の「まつる」からきています。「まつる」とは、①神さまのお出ましを「待つ」②神さまに供物などを「献(たてまつ)る」③神さまに従う「服(まつろ)う」などが考えられます。これを全部合わせると「神さまをお迎えして、神さまに物を捧げて、心から神さまに従う」という意味になります。このように、神さまにお仕えすることがお祭りの本義なのです。
 お祭りは、一年を通じ数多く斎行されています。毎日行われる日供(にっく)祭を始め、恒例の例祭や臨時に行われるお祭りなど、それぞれ意味をもち厳修されています。
 次に、この様々なお祭りをご紹介します。