神社ものしり事典

御神徳や御祈祷の紹介、神道の歴史や神話などをご紹介します。

第1章 神さまのお話

十三、日吉(ひえ、ひよし)の神さま

 日吉(ひえ、ひよし)神社、日枝(ひえ)神社、山王社(さんのうしゃ)と称されます。総本社は近江(おうみ)の日吉大社で、ご祭神は大山咋大神(おおやまくいのおおかみ)と大己貴大神(おおなむちのおおかみ)です。大山咋大神は、大年神(おおとしのかみ)の御子で農耕の神と崇められています。また、別名を山末之大主神(やますえのおおぬしのかみ)といい、日枝山(比叡山)の山の神さまです。
 平安時代から京の都の丑寅(うしとら)の方角を守る守護神として信仰されてきました。