神社ものしり事典

御神徳や御祈祷の紹介、神道の歴史や神話などをご紹介します。

第2章 神社のお話

七、燈籠(とうろう)

 神さまの所在を表示し、また神さまに「おあかり」をたてまつるために火をともす器具を燈籠といいます。社殿の内外、参道に立てられたり、懸(か)けられたりします。燈籠は本来、明りをともす道具ですが、奈良の春日大社等のような沢山の燈籠は、人々が祈願のためご守護を願ったり、または神恩に感謝するために奉納されたもので、奉納者の名前や年号が刻まれています。